校長講話（中学2年生）｜新着情報 | 甲南高等学校・中学校

2022/11/02

学校行事

校長講話（中学2年生）

甲南中学校では、中学1年生と2年生に対して年に数回「校長講話」(Hirao Hour)を行います。創立者平生釟三郎先生の平生精神や社会に貢献した人の業績などから生徒たちが生き方について学ぶ時間として設けています。

11月2日（水）の今回は、中学２年生を対象に山内守明学校長がご専門の地学の知識や情報を生かして、「来るべき南海トラフ地震に備えて」というテーマで「君たちは何を備えておくべきか」という観点でお話をされました。

前半のお話では、兵庫県南部地震（阪神大震災）、熊本地震、大阪府北部地震、東北地方太平洋沖地震（東日本大震災）について、データや映像を使ってお話をされました。兵庫県南部地震では、本校の生徒も2名犠牲になりましたが、倒壊したご自宅までお悔やみに行かれた山内先生のお話も伺うことができました。

後半では、日本列島付近のプレートや津波の大きさ・速度などについてシミュレーション映像などを使ってわかりやすく解説され、生徒たちは海溝型地震のメカニズムについて学ぶことができました。そして、いずれ起こるであろうと予測される南海トラフ地震について、政府や関係機関の予測やシミュレーションを示されながら、想定される事態とそれに対してどう備えておくべきか、力を入れて説明されました。