甲南高等学校・中学校

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EDUCATION

教育内容

ICT活用教育

PCを使用している手元
タブレットを操作する生徒

甲南では、ご家庭の協力を得て、2020年度から中学・高校のすべてのクラスで1人1台のiPad(グローバル・スタディのクラスは、1人1台のノートパソコン)を持ち、学習に活用しています。
現在、社会が急速に変化する中で、教育の世界でもデジタル化が進み、学校での学びが変化してきています。21世紀を生きる生徒が学校で身につけるべき力は以前と異なってきています。知識や技能を習得するだけでなく、それらを基にして自ら思考し、判断し、表現する力を身につけ、主体性を持って多様な人々と協働する力が求められています。
本校では、こうした状況を鑑み、また、本校の教育をより効果的に展開していく上で、ノートPCやタブレットPCを必要不可欠な学習ツールと考え、早くから高校グローバル・スタディ、グローバル・ファウンデーションのクラスで、BYOD形式で個々の持ち込みノートPCを活用してきました。現在は、インターネットを活用したオンラインコンテンツだけでなく、様々なシステムやアプリを利用して、ICTを活用した教育を展開しています。毎年更新されるガイドブック「ICT活用ガイド」には、ICTを活用するうえでのルールやマナー、また、アプリの使い方などがまとめられています。

ICT活用ガイド表紙

導入システムとその活用

1. Classi

Classiは、クラウド型の学習支援システムで、日々の学習の記録、感想文やポートフォリオの記入、課題の提出、ドリルやテスト、アンケートなどに利用します。また、教員は、生徒の学習状況や成績を把握したり、教材や課題、テストなどを配信したりしていきます。また、面談や先生や他の生徒とのコミュニケーション、保護者への連絡や文書配信にも利用されます。2019年度の高校2年の学年の取り組みは、有効活用事例として外部研究会で報告されました。

タブレットPC
Classiを活用した暮らし

2. MetaMoJi ClassRoom

MetaMoJi ClassRoom

MetaMoji ClassRoomは、クラウド型の学習支援システムで、実際の授業でノートとして活用されています。先生から配信されたノートで個々にまたグループで学習したり、自分たちでレポートや作品を作成したりすることができ、グループで共有すると、一つのノート上で同時に複数の生徒が書き込みなどの作業をすることができます。
MetaMoJi ClassRoomは、iPadで最も頻繁に活用されているシステムで、先生はリアルタイムで生徒のノートをモニターし、教室を動き回ることなく一人一人のワークシートにコメントしたり、添削をしたりすることができます。また、音声や画像、動画をノート上に入れることができ、多くの授業でなくてはならないツールとなっています。

3. Monoxer(モノグサ)

すらら

Monoxer(モノグサ)は、「記憶定着」を支援する学習アプリケーションで、中学1年生から高校2年生が利用しています。解いて覚える記憶アプリとして、記憶定着をサポートし、成績を向上させてくれます。一生懸命行った生徒は成績が上昇していることが、はっきりとデータでも示されています。

4. Feelnote

Feelnoteを利用する生徒達1
Feelnoteを利用する生徒達2

Feelnote は、SNS型eポートフォリオで、本校ではグローバル・スタディのクラスの生徒が活用しています。セミナーやフィールドワーク、ボランティア活動など校内外での自らの活動を文章だけでなく、写真やファイルを添付して記録することができます。仲間同士でそれらを共有し、他者から刺激を受けながら自分を客観的に眺め、自分を成長させていきます。それらを記録としてまとめることにより、自身の学びと成長を示すポートフォリオが完成されていきます。

参考VTR:SNS型eポートフォリオ「Feelnote」Case Study #7|甲南中学校・高等学校 甲南のICT教育

5. Microsoft Office 365と校内Wi-Fi
Microsoft Office 365を利用する生徒

Microsoft Office 365はマイクロソフトから提供されるクラウドサービスで、生徒はOffice365のアカウントが与えられ、Office 365によって提供されるソフトウェア(Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookなど)を学習目的で活用することができます。グローバル・スタディのクラスでは、通常の学習にWordやPowerPointが利用されています。また、高校アドバンスト・コースのキャリア・デザイン授業では、グループ発表のパワーポイントスライドを共同編集したり、レポートやポートフォリオを先生と共有して指導を受けたりしています。

6.Zoom

Web会議サービス「Zoom」は、2020年から導入されました。新型コロナウイルスによって休校措置を取らざるを得なくなったなかで、当時は、4月からオンライン授業を実施することができるようにと教員は準備と研修を繰り返し、春休み期間にオンライン授業の試行を開始しました。家庭でのインターネット接続などについては保護者の方々の理解と協力を得て、授業が始まりました。現在は、講演会や式典などの学校行事や保護者会、生徒の集会などで頻繁に利用されています。

7.甲南高等学校・中学校における生成AIに関する基本方針

社会に急速に普及するChat GPTやMicrosoft Bingなどの生成AIに関して、本校では2024年1月に「甲南高等学校・中学校における生成AIに関する基本方針」を定めております。