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2025/10/01

お知らせ

長谷川三郎記念ギャラリー企画展「きる+はる=かく 長谷川三郎実験室」・貴志康一記念室資料展示「貴志康一とベルリン 1928 – 1935」開催のお知らせ

展覧会名: 企画展「きる+はる=かく 長谷川三郎実験室」・同時開催「貴志康一とベルリン 1928 – 1935」
会場: 甲南学園 長谷川三郎記念ギャラリー 兵庫県芦屋市山手町31-3 甲南高等学校・中学校内
会期: 2025年9月18日(木)~2026年1月30日(金)
観覧料: 無料
開室: 木・金 10:00-16:00 *事前予約制
  *ご予約はメール/お電話/お問い合わせフォームから承ります。
  *上記以外の曜日も開室できる場合がございますので、お気軽にお問い合わせください。
  ご予約フォーム https://www.konan.ed.jp/contact/
  (「長谷川三郎に関するお問い合わせ」を選択の上、必要事項のご記入をお願い致します。)
  メール saburo.h@konan.ed.jp
主催: 甲南学園 長谷川三郎記念ギャラリー
企画・広報: 松永亮太(長谷川三郎記念ギャラリー 学芸員)
空間構成: 片田友樹(建築家、株式会社micelle代表)

 

概要:

 長谷川三郎記念ギャラリーにて、企画展「きる+はる=かく 長谷川三郎実験室」を開催いたします。長谷川三郎(1906−1957)は、甲南学園出身の画家であり、日本における抽象絵画のパイオニアとして知られています。そんな彼の作品はある日突然生まれたわけではありません。その背景には思索や遊びを交えた実験的な制作がありました。
 本展覧会では、未公開の習作を含む長谷川三郎のコラージュを中心にご紹介します。コラージュを通した実験では、色や形に加えて素材の質感や要素の重なりも意識されています。色紙や新聞、ドローイングした紙を切り貼りして作られた習作は自由美術家協会展などで発表された代表作にも影響を与えているように見えます。ぜひ、皆様ご自身の目で長谷川三郎の創作の秘密に迫ってみてください。

 さらに今回は、「貴志康一とベルリン 1928 – 1930」展を同時開催いたします。
 貴志康一(1909-1937)は、同じく甲南学園出身の音楽家であり、ヴァイオリニスト、指揮者、作曲家として類稀な才能を発揮し、世界的に活躍しました。本展示では、彼のベルリンでの活動や芦屋での生活にまつわる貴重な資料を貴志康一記念室より特別出品しています。

 甲南学園出身という共通のルーツを持つ二人の芸術家の、活動の軌跡を、ぜひこの機会にご高覧ください。

写真上から順に

  1. 会場全体風景(片田氏監修による空間構成)
  2. 中央展示台には未公開資料を含むコラージュ習作が並ぶ
  3. 壁面に展示された絵画と習作を対照して鑑賞できる
  4. 貴志康一の芦屋・ベルリン時代にまつわる資料展示
  5. 芦屋市長が来室され、創作の秘密について熱心にご鑑賞くださいました。

※写真はすべて長谷川三郎記念ギャラリー撮影(無断転載禁止)