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2026/03/19
学校行事
3月16日(月)、3学期の終業式を行いました。

学校長の山内守明先生は、43年にわたり甲南で教鞭を執られ、本年度をもって退任されます。式辞で、山内先生は、ご自身が恩師から教えられた二つのメッセージを生徒たちに伝えられました。
一つは、「すべての人に与えられた24 時間をどのように使うかは君たち次第だ」という言葉です。これは、山内先生が高校1年生のとき、慕われていた先生がご退任される際にアドバイスとしていただいた言葉だそうです。
もう一つは、Ability(能力・才能)、Originality(独創性)、Activity(活発な活動)、Sensitivity(感受性)の四つの資質を備え、才能を伸ばしてほしいというメッセージです。地質学を専攻されていた山内先生は大学時代、高知県四万十帯の地層の調査・研究に取り組まれていました。その実績が評価され、関西国際空港海底下の地層の調査を手伝ってほしいと大阪大学の教授から依頼があり、研究生として長く過ごされました。この資質のうち、Ability、Originality、Activityは、その教授から「研究が成功するために必要なものは何だと思うか」と問われた際に、示されたものだということです。山内先生は、校長を務められるようになられたとき、生徒の才能を伸ばすには、これに加えて、Sensitivity(感受性)が必要であると考えられ、この4つの資質をずっと大切にしてこられました。
お話の後半は、甲南で生徒の才能の開花に感動されたことを、音楽・芸術の分野で活躍されている卒業生を紹介されながらお話しされました。作曲家・ピアニストとして活躍される妹尾武さんは、すでに高3時に本校の講堂で関西フィルと共演され、そのファーストアルバムには、お世話になった甲南の先生方への謝辞が書かれていたそうです。続いて、クラシック同好会出身のチェリストの皆川隼人さん、佐渡裕さん率いる管弦楽団でも演奏した阿部眞己さん、ウィーンのバレエコンテストで優勝した増田唯一さんの才能の開花をご紹介されました。「甲南には、才能を伸ばす機会がたくさんある。誰もが共通に持つ24時間を大切に使い、Ability、Originality、Activity、Sensitivityを発揮して、それぞれの才能を伸ばしてほしい。これからも皆さんの活動とその成果を楽しみにしていますので、ぜひ、日本で、また世界で羽ばたき、世界に通用する紳士となってください。」と式辞を結ばれました。
続いて、今年度の学業成績優秀者表彰が行われました。各学年・各コースの成績優秀者が呼名され、高校2年生の優秀者が代表として壇上に上がり、表彰状を受け取りました。また、3学期の部活動表彰では、中学テニス部、高校アーチェリー部、高校ゴルフ部、高校バレーボール部、中学ブラスアンサンブル部の団体・個人、ならびに、生け花やサイエンスコンクールなどで実績を上げた生徒に、表彰状が贈られました。このほか、高校1年生「エッセイコンテスト」、中学1年生「平生先生のことば作文コンクール」、中学「自学自修」、中学1年生「自由研究」、中学「計算テスト」の優秀者、ならびに学外の「おかしのちから作文コンテスト」における学校賞の表彰が行われました。
最後に、生徒指導部長の今田先生から、年度の終わりという節目にあたり、「この一年で自分がどれだけ成長したか」「何をやり残したか」を振り返り、新年度を迎えてほしいとのお話がありました。