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2025/07/03

学校行事

第71回 灘・甲南定期親善試合(灘甲戦)

6月15日(日)、第71回 灘・甲南定期親善試合、通称「灘甲戦」が、灘中学校・灘高等学校を会場に開催されました。灘甲戦は、灘校と本校の運動部を中心に毎年交互に会場を入れ替えながら行われている、歴史ある伝統行事です。

試合は6月12日(木)から順次スタートし、王子陸上競技場での陸上競技を皮切りに、13日(金)には高校野球がG7スタジアム神戸で行われました。14日(土)には中学のバドミントンとバレーボールが実施され、雨天により順延となった水泳は、他の競技と同様に15日(日)に行われました。今年は、朝のうちこそ空模様が心配されましたが、試合が始まる頃には日差しが一気に差し込んで、湿気を含んだ蒸し暑さが肌にまとわりつくような天候となりました。

灘・甲南両校の運動部による全12種目が行われ、以下のような結果となりました。

中学の部 甲南7勝─灘4勝
(野球、サッカー、硬式テニス、バスケットボール、バドミントン、卓球、柔道で勝利)

高校の部 甲南8勝─灘3勝
(サッカー、硬式テニス、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、柔道、剣道、ラグビーで勝利、高校野球は3対3で引き分け)

各競技では、白熱した場面が随所に見られました。中学野球では打線が炸裂し、圧倒的な得点差で快勝。高校サッカーはきめ細やかなパスをテンポよく繋げ、相手から主導権を握り続けました。高校バスケットボールでは、終了間際に放たれたロングパスからの劇的なシュートが決まり、会場が大きく沸きました。

バレーボールでは、得点が決まるたびに観客席から大きな歓声が上がり、緊張と興奮が入り混じる展開に。柔道では、甲南生が果敢に巴投げを試みたものの、巧みに見切られる場面もあり、技と読み合いの緊張感が漂いました。どの競技も、最後まで全力を尽くす選手たちの姿が印象的でした。

灘甲戦は単なる勝敗を競う大会ではなく、日頃の努力を発揮し、健全な競技を通じて友情やリスペクトを深める貴重な場でもあります。生徒たちは互いを讃え合いながら、競技に真摯に向き合い、伝統行事の意義を体感していました。

応援に駆けつけてくださった保護者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

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