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2025/04/17

学校行事

グローバル・スプリング・セミナーを開催

4月初旬、1泊2日の日程で、甲南大学白川台キャンパスにて、グローバルプログラムを履修する中学3年生と高校1年生を対象としたセミナーを実施しました。このセミナーには、日本で学んでいる様々な国籍の留学生がティーチングアシスタント(TA)として参加します。今年は、インド、インドネシア、ホンジュラス、ネパール、ミャンマー、ベトナム、マレーシア、ポルトガル、ノルウェー、マラウイからの留学生が来校し、生徒たちと英語でコミュニケーションを交わしました。

セミナー中、生徒たちは終始英語漬けの環境で活動し、TAからそれぞれの出身国の文化や価値観を学びました。異なる背景を持つメンターたちの話に驚いたり共感したりする中で、自然と相手を思いやる気持ちが芽生え、教室を越えた学びに大きな刺激を受けていました。

英語を母語としない同士だからこそ、完璧な英語でなくても思いが伝わる喜びや、伝えたいという気持ちの強さが、コミュニケーションの原動力となったようです。英語に対する苦手意識を乗り越え、「もっと話したい」と思えるきっかけとなった生徒も多く、研修を通じて実践的な語学力とともに、多様性への理解や共感性を深める貴重な機会となりました。

これからグローバルプログラムを始める中学3年生にとっては、新しい学びのスタイルに最初は戸惑いながらも、最後には英語を使う楽しさと自信を得ることができました。一方、2回目の参加となる高校1年生にとっては、後輩をリードする立場からの積極的な関わりを通じて、語学力とともに自己の成長を実感する充実した時間となりました。

参加した生徒からは「楽しくて時間が足りないと感じた」「また話したいと思える出会いがあった」など、満足度の高い声が多く寄せられました。今後の進路選択や学びのモチベーションにもつながる、有意義なセミナーとなりました。

生徒の感想

  • 一日中英語で話すのはとても大変でしたが、それ以上に楽しい時間でした。
    特にゲームやアクティビティの時間では、積極的に英語を使ってコミュニケーションできたと思います。自分たちで作ったプレゼンをTAに発表したときには、少し間違えたり、うまく言えない部分もありましたが、笑顔で聞いてくれたことで安心して話すことができました。来年は、後輩をアドバイスする立場として、しっかりと成長していきたいです。
  • とても有意義なセミナーに参加することができました。
    初めは、英語を聞き取ったり話したりするのが難しいのではないかと不安でしたが、いざ参加してみると、TAの方々の話す英語が思ったより理解でき、会話もスムーズにできて、やる気が出ました。英語をもっと勉強していきたいと思いました。
  • 今回のスプリングセミナーは2回目の参加でした。
    今年は後輩をサポートする立場でもあったので、去年よりも責任感をもって行動しました。前回はスピーチを考えて発表したものの、「もっとできたかもしれない」と思う部分もありましたが、今回は自分から積極的に後輩たちをリードし、一緒にスピーチを作ることができました。その過程も楽しく、たくさんのTAと英語で話す中で、今まで知らなかった国の文化や考え方も学ぶことができました。また、後輩たちと話す機会も増え、縦のつながりができたことも、とてもよかったです。