甲南高等学校・中学校

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2024/10/08

学校行事

文化祭「甲南祭」を開催しました

9月29日(土)、30日(日)の2日間、文化祭「甲南祭」を開催しました。今年のテーマは「文藝の巓」です。日々培った努力の結実をテーマに込め、文化部やクラスの展示・発表、有志の出展など、皆が全力で「巓」(いただき)を目指し登りました。

生物研究部、物理研究部、鉄道研究部、放送部などの文化部の展示では、部員が熱心に担当分野を説明していました。生物研究部ではホタルイカの解剖を実演したり、物理研究部では、室内に用意した自作のプラネタリウムや、ArduinoとC++で再現したチェビシェフの四足歩行ロボットで、来場者を楽しませていました。またグローバルスタディプログラムでは、興味関心のある世界遺産を再現したジオラマが展示されました。

各学年の展示では、探究学習の成果が充実していました。高校3年生による「神戸の発展と福原京に関する考察」や、「ニンジンのカルス培養実験(未分化の細胞の塊からクローン作成)の経緯」など、大変興味深い成果が示されました。また甲南三学園環境学習では、本校の卒業生や甲南大学の先生にご協力いただき、不要になった材木で絵馬やお箸、箸置き作りの体験が行われました。

運動部などの有志による企画では、実際に部活動で培った競技のノウハウを生徒が来場者に教え、ストラックアウトや射的などのゲームを多いに盛り上げていました。中庭の特設ステージでは、ブラスアンサンブル部、クラシック同好会、器楽部の演奏のほか、タレントショー、カラオケコンテスト、応援団の演舞や、中学1年生が授業で練習した英語の歌が披露されました。模擬店では、ドーナツ、揚げパン、カステラ、たこ焼きなど、OB企業とのコラボによる食品が販売されました。

優秀な展示に贈られる文化大賞には、物理研究部(文化部の部)と甲南三学園環境学習グループ(一般の部)が選ばれ、同窓会より賞状とトロフィーが授与されました。大盛況を博した文化祭は、生徒会総務委員長の中尾晋太朗君の真摯な謝辞で幕引きを迎え、舞台上の自治会総務一同による「栄光の架橋」の大合唱で会場全体が熱唱に沸き立ち、感動的なフィナーレで終えることができました。

今年も多くの方々のご協力を得て、甲南祭を実施することができました。誠にありがとうございました。文化祭の特設ウェブサイト「文藝の巓」を公開中です。各部の紹介や文化祭の雰囲気を少しだけご覧いただけます。

甲南祭「文藝の巓」特設サイト https://konan-ed.jp/
(予告なく公開を終了する場合がございます。予めご了承ください。)

謝辞

まず、甲南祭の準備や運営にお忙しい中お時間を割いて、多大なるご協力を賜りました先生方、職員の皆様、そしてご来場いただいたすべての方々に、心より厚く御礼申し上げます。

おかげさまで、今回の甲南祭のテーマである、文藝の巓に達することができました。文化祭終了後には、校長先生より「40年間勤務してきて、これまでで最高の文化祭だったのではないか」とのお言葉をいただき、また、多くの先生方や友人たちからも温かいお褒めの言葉を頂戴し、望外の喜びに包まれました。

巓からの景色は、まさにこの上なく素晴らしいものであると感じました。来年の甲南祭も、今年以上に何かしらの形で進歩したものを目指して参りますが、皆様の温かいご支援、そして時に厳しいご指導なしには成り立ちません。今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

自治会総務文化委員長 伏見優輝