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2024/10/08

学校行事

第2回ソフィア講演会・育友会文化講演会

文化祭週間を迎えた9月26日(木)、今年度第2回目の「ソフィア講演会」を開催しました。今回は育友会主催の文化講演会を兼ねており、ポートピアホテル国際会議場に全校生徒と保護者が集いました。講演者には、プロ野球・阪神タイガース元選手で監督を務めた矢野燿大さんと、同じく阪神タイガース元選手の糸井嘉男さんをお招きし、「挑戦することの大切さと自分の可能性を信じる力」というタイトルでトークショーを行っていただきました。

矢野さんと糸井さんは、中高時代に特にずば抜けた選手ではなかったそうです。プロになられてからも、プロのレベルの高さや厳しさを目の当たりにしながら、必死に練習を続けたエピソードを話してくださいました。また、矢野さんは監督時代の経験を交え、失敗は成功に至る途中の段階であるため、失敗にとらわれずに前進すること、ピンチをチャンスと捉えること、うまくいかない時も諦めずに挑戦し続けることが重要だとお話しされました。

さらに、監督時代にミーティングでこれらを伝えるために選手に見せられた四肢の無いニック・ヴイチチ氏(キリスト教伝道師・オーストラリア)のスピーチ動画を見せてくださいました。倒れても起き上がる強さ、失敗しても諦めない挑戦の姿勢をタイガースの選手たちに伝えられたそうです。これは当時選手としてミーティングに参加していた糸井さんも鮮明に覚えておられるそうです。

質疑応答の時間では、多くの生徒が手を挙げ、その中から高校野球部の3年生やサッカー部の中学1年生など5名の生徒が壇上に上がりました。プロを目指す野球部の生徒からの質問には、お二人から「目の前のことを一つひとつ積み重ねていくことが何より大切であり、自分より上手な選手がいてもその選手と自分を比較せず、昨日の自分と今日の自分を比較するように」という具体的なアドバイスがありました。

さまざまな分野で活躍される方々を講師としてお招きし、その生き方や考え方、英知に触れ、自らの生き方や将来を考えるソフィア講演会。今回も生徒、保護者、教員の皆が「学びに集い、正志く強く、共に成長する」貴重な機会となりました。

生徒の声:

「強いのは転ばないことでなく、転んだ時に立ちあがろうとすることである」と言うことが強く印象に残っています。自分はミスや失敗をしたときに下を向いたり、自信を無くしたりしまう時があるのでこの言葉を心に強く留めておきたいと思いました。

今回の講演で、「できないと思う」よりも「できると思う」を選ぶことの大切さと、自分の可能性を信じることの大切さが分かりました。また、「できないと思う」よりも「できると思う」を選ぶことは、今後の人生でとても大切にしたいと思いました。人は努力することでできなかったこともできるようになると糸井さんがおっしゃっていましたが、僕はそれに共感しました。

自分の可能性について考えるいい機会になることができました。勉強でもスポーツでも得意不得意はあると思いますが何もせずに諦めるのは、自分のまだ見つかっていない可能性を潰してしまっているとわかりました。常に新しいことに挑戦していこうと感じました。

一つ一つの言葉が心に響きました。それは自分に取って今言われているからこそのことだと思います。このような機会があることで僕は成長をしていけていると思っています。なのでこのような体験を無駄にせず自分の人生の糧にして頑張っていこうと思いました。