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2024/07/23
学校行事
7月19日(金)1学期の終業式を行いました。中学生は講堂に集い、高校生は各教室でライブ配信にて参加しました。
山内守明学校長は、先日のソフィア講演会のエピソードをお話されました。講演会前、エレコム株式会社会長の葉田順治さんに学生時代を思い出していただくため、当時の卒業文集「雑誌甲南」記載の自論を送ったところ、後日、葉田さんからお礼の手紙をいただきました。その手紙には、「かわいい後輩たちのために少しでも役に立てれば」との気持ちが綴られていました。
葉田さんは、仕事人生の前半が非常に困難で、中高時代の思い出が混ざり合い、あまり前向きな印象を持っていなかったそうです。しかし、母校の自分の記録を読み返す中で、とても充実した楽しい学校生活を送っていたことを思い出し、当時の多岐にわたる活動がその後の困難を乗り越える力となったことに感激され、改めて感謝の気持ちを持ったそうです。
葉田さんの経験談は、生徒たちに現在の努力や経験が将来にどう繋がるかを示す貴重な教訓となりました。最後に校長先生は、葉田さんが講演会で語られた「無茶苦茶働く、無茶苦茶考える」「未来は今日から作れ」という言葉を振り返り、生徒たちがこれからの生き方や考え方に志を持ち、自分の夏休みを有意義に過ごしてほしいと伝えられました。
続いて、部活動の表彰が行われました。団体では、近畿大会に出場した弓道部、県高校総体優勝のアーチェリー部、中学バスケットボール部、馬術部が表彰されました。個人では、県高校総体優勝のアーチェリー部の谷恭輔君をはじめ、卓球部、中学テニス部、ゴルフ部の生徒が表彰されました。さらに、国語エッセイコンテストの最優秀賞、優秀賞、佳作の各受賞者も紹介されました。また、神戸市内の路上で転倒した高齢女性の救護を行った中学1年生の3名に対する感謝状も、全校生徒の前で披露されました。
生徒指導部長の今田先生は、「あいさつ、人、もの、時間」について、昨年よりも高い水準からスタートしている点を伝えられました。夏休みを前に、生徒として守るべき事項の確認が行われました。特に、ネット利用における新たなリスクとして「Real Money Trade」を伴うアカウント売買に触れ、被害者にも加害者にもならないようにとの注意喚起がされました。
最後に、長期留学から帰国した高校生2人が、留学の成果を示す流ちょうな英語で帰国の挨拶を行いました。