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2024/01/18
学校行事
1月17日(水)5時間目、中学1年生を対象に学校長山内守明先生による校長講話「来るべき南海トラフ巨大地震に備えて」を行いました。
山内先生は、まず、ちょうど29年前の今日発生した兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)について、データや写真を交えながら地震の規模や被害状況を詳しく説明されました。甲南中高の校舎も大きな被害を受け、2年間仮設校舎で授業を行った当時の状況を生々しく伝えられました。生徒の無事を祈りながら電話で安否確認を進める中、在校生2名が犠牲になったことが判明し、本当に悲しく辛いことだったとお話されました。
続いて、プレート型地震・活断層型地震といった地震発生や津波のメカニズムについても、わかりやすく説明されました。多くの地震学者が予測する南海トラフ巨大地震については、地震動や津波の高さ、規模・威力、到達想定エリアと時間などを非常に詳しく解説してくださいました。今後30年以内とされる発生確率の高い点にも触れられ、かつて阪神大水害の際に平生先生が残された言葉「常に備えよ」を心に留め、地震発生時の対応を適切に取り、大人になっても家族を守る行動をしっかりと取ることができるようにとお話されました。