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2023/12/22

学校行事

【グローバルスタディプログラム】第6回グローバル・リサーチフェア開催

グローバル・スタディ・プログラムを履修する中学3年生から高校3年生までのカリキュラムとして、第6回グローバル・リサーチフェアが12月18日に開催されました。甲南大学から6人の講師をお招きし、高校2年生はSDGsが掲げる17の開発目標を参考に自分の興味や関心のあるテーマで研究発表を行い、高校1年生は防災・震災をテーマにポスター発表を行いました。

このグローバル・リサーチフェアは、探究学習の深化を目指して2018年に始まりました。履修プログラムを4年間へ延長したことにより、生徒、教員、先輩、後輩、そして保護者が長きに渡って同じテーマに取り組むことで、相互に学び合う共同体として成長し、知識の共有だけでなく、交流の場としても生徒のモチベーションを支えています。

高校2年生と高校1年生は、専門家からの助言や第1回発表経験者の元グローバル生、保護者からの叱咤激励を受け、さらなる研究に励むことが予想されます。中学3年生は初めて先輩たちの発表会に参加し、今後の研究方法をイメージできたようです。

また、同じプロセスで成長した高校3年生は、後輩たちが発表に臨むサポートに携わり、縁の下の力持ちを演じました。グローバル・スタディ・プログラムは、今後も生徒たちが自ら研究を進め、互いに学び合う機会を提供し続けます。

【高校2年ベストプレゼンター】

分科会① 原黄宗徹 スポーツマネジメント会社のラグビー選手の場合の支援とその改善
分科会② 金岡泰智 オンライン社会が成長する中国で、日本の化粧品業界が進出し、ブランドを展開するには?
分科会③ 伏見優輝 日本の交通における問題と先進技術
分科会④ 岡崎タイラー 六甲山の放置竹林の持続的な活動について
分科会⑤ 原本大雅 新たな日本のホルモン食文化を広めるために
分科会⑥ 岸 直完 演劇が与える教育への影響

 
【高校1年ポスター最優秀賞】

松本 康平  災害弱者における避難行動の問題点~自治体のシステムの有用性は?~

 
【高校1年ポスター優秀賞】

谷ノ口陽郁  昆虫食と非常食としての可能性
北野 想  復興という名の「人災」
中尾 仁  発達障がいと震災防災のあり方
細見亮介  災害時の薬剤師に求めるスキルから必要な人数

 

【生徒の感想】

来年のプレゼンテーションの構成やスキルを学ぶことができたこと、そして優秀な先輩方の発表を聞けたことが、このリサーチフェアの最も大きな収穫となりました。

来年は私たちも先輩方と同じように研究発表ができるよう、今の中学3年生の時点から、幅広い分野に興味を持ち、学ぶことの重要性を感じました。

実際に人前で発表することで、多くのアドバイスを得ることができ、また改善点を見つけることができました。非常に有意義な時間となりました。来年の発表に活かせられそうです。

先輩と後輩との間には壁を感じませんでした。後輩は先輩に敬意を払い、先輩もまた後輩に敬意を払っていました。この素晴らしい環境の中で、自分の発表をブラッシュアップできました。また、活発な意見交換が行われ、非常に充実したリサーチフェアでした。各人が独自のテーマを選び、多様な発表を聞くことができました。ポスターセッションやプレゼンテーションにおいても、似た内容のものはなく、興味深い発表ばかりでした。そのため、自分の知見も深めることができました。

後輩たちの発表をしっかりと聞くことができて良かったです。昨年の研究経験を踏まえて、後輩にアドバイスを提供し、教える立場として成長できたと思います。また、会場運営や撤収に責任を持って関わることができ、過去の先輩たちと同じように先輩としての役割を果たすことができました。