甲南高等学校・中学校

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2023/07/27

学校行事

【アジアスタディーツアー】タイ・ダラサムット校などを訪問!

7月12日から17日までの6日間、高校生の希望者23名によるアジアスタディーツアーを行いました。今年からアドバンストコース生全体に募集対象を広げ、成長著しいアジアの様子をより多くの生徒に体験してもらうことを目指しました。今回の行先はタイです。同国には2020年に本校と姉妹校になったダラサムット校があります。新型コロナウィルス感染症の終息を受けて今回初めて、生徒間の直接交流が叶いました。

13日はまず、ダラサムット校を訪問しました。同校では幼稚園児から高校生まで4000名が同じキャンパスで学んでいます。幼稚園の皆さんから熱烈に歓迎して頂いたのち、校長先生のお言葉を頂戴し、同年代の高校生たちと互いに自国の文化を紹介し合いました。本校生は折り紙、けん玉、アニメなどについて話し、ダラサムット生はスイーツや影絵について教えてくれました。

14日の午前はバンコクのJICA事務所を訪問し、日本のタイへの支援の歴史や、最近の取り組みとしてのインフラ整備への協力についてお話を伺いました。午後はスラム街に行き、長くスラム街に住む人々の生活や教育の支援に取り組んできたプラティープ財団の創設者で理事長のプラティープ・ウンソンタム・秦氏から直接お話を伺ったのち、向かいにある財団の幼稚園を訪問しました。夜は現地で暮らす学園卒業生の集まりであるバンコク甲南会の方々と会食し、現地でのお仕事や生活について和やかな雰囲気の下でお話しさせて頂くことができました。

15日はバンコクの新旧の中央駅を見学し、前日にJICAで教えて頂いたインフラ整備が進む様子を実感しました。16日は現地の大学生とバンコク市内を回るブラザー&シスタープログラムで、最近人気のパワースポットや食事を楽ませてもらいました。

今回のツアーを通して生徒たちは、経済発展からその裏で根深く残る貧困まで、現在のアジアが抱える課題を肌で実感することができました。また、同年代の若者たちと交流できたことが何より楽しかったようで、これをきっかけに外国の言語や文化への関心が一層高まることも願っています。

生徒の感想

タイの歴史的建造物を巡ったり、タイの抱えている影に隠れた問題などを知る事ができ、日本とのちがいを発見し世界が広がったのでとても楽しかったです。
自分含め周りもタイへのリスペクトを持ちながら、好奇心旺盛でいい経験をさせてもらえました。日本人は内向的な性格の人が多いが、タイの人たちは、外交的な性格の人が比較的多く、コミュニケーションスキルの向上にもつながった。さらに、タイは1日中道路が渋滞していた。理由はよくわからなかったので、次はもっと下調べしてから行きたいと思った。
姉妹校との交流で流行っている日本のアニメやお菓子などを知れたり、逆にタイの人気な食べ物などを知れた。ショッピングモールに行って日本食の店や日本との違い、タイの現地にある財団がスラム街の人々にどのように貢献しているかなどが学べた。日本との物価の違いを買い物を通じて感じることができた。