甲南高等学校・中学校

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2023/06/15

学校行事

旧制甲南高等学校創立100周年記念 文化講演会「ソフィア」

6月12日(月)ポートピアホールで、育友会文化講演会「ソフィア」を開催しました。この「ソフィア」という言葉は、ギリシャ語で「知恵」や「知識」を意味します。この講演会では、世界的に活躍されているスペシャリストをお招きし、生徒たちは専門知識や洞察力に裏打ちされた生の人生経験に触れ、学びの喜びと共に新たな視点を得て、知識の幅を広げ深化させる機会を提供します。

今回は旧制甲南高等学校創立100周年記念行事として、中高生と保護者が一緒に参加しました。山内守明学校長による甲南高校の100年の歴史に焦点を当てた講話から始まり、その後は静岡ブルーレブズクラブ・リレーションズ・オフィサーの五郎丸歩さんがご講演されました。

山内守明学校長は、本校の創立理念について紹介しました。平生先生は、海外の多くの学校を視察したその経験から、東洋一の素晴らしい学校を創りたいとして教育こそがよい社会を作る鍵であると志し、有用な人材の育成に専念されました。校長先生は、この100周年記念行事に集う、生徒、教師、OB、保護者が、「学びに集い、正志く強く、共に成長する」ことを信じ、平生先生の言葉に例えられました。

五郎丸さんのお話では、ご自身がラグビーを通して感銘や影響を受けた人々を紹介され、「準備」「多様性」「主体性」をキーワードに、メンタルについて独自の視点でお話されました。単に強さや鍛えるものではなく、適切な準備を行うことで安心感が生まれ、異なる文化やバックグラウンドを受け入れることで視野が広がって新たなアイデアや観点に触れることができ、その積み重ねから不確実性や不安要素を最小限に抑えることこそが、自身の原動力となりチャレンジし続ける主体性に繋がると仰っしゃられました。最後の質疑応答では、ラグビー部などの生徒たちによる素朴な質問にも丁寧にお答えいただきました。

これらのご講演は、生徒たちにとって大きな刺激となりました。五郎丸さんのエピソードから学んだ教訓を活かし、将来の挑戦に向けて自信を深めていくことでしょう。生徒たちは、真の意味での教育の最良を実感できた貴重な体験となりました。