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2024/10/15
授業レポート
芦屋市原爆被害者の会会長、千葉孝子さんをお招きし、広島への原爆投下時の状況や、現在も続いている「地球上から核兵器をなくす」運動についてお話を伺いました。千葉さんは、兵庫県芦屋市在住で、広島の原爆投下による被爆者のお一人です。被爆時の年齢は3歳で、その後の人生は、健康不安や差別との闘いであったと語られました。千葉さんは、自らの被爆体験を語ることで、核兵器廃絶への強い思いを伝え続けていらっしゃいます。
今回、初めて被爆者のお話を聞く生徒が多く、約80年前に投下されたたった一発の爆弾がもたらした甚大な被害に改めて気づき、原子爆弾の恐ろしさを再認識する機会となりました。また、アメリカ軍が神戸にも模擬爆弾「パンプキン」を投下していたことを初めて知り、驚きを隠せない生徒も少なくありませんでした。特に中学3年生は、11月に予定されている長崎への修学旅行を控えており、「修学旅行でさらに深く学びたい」と意欲を高める姿が多く見られました。
この講話を通じて、生徒たちは核兵器の恐ろしさだけでなく、核兵器廃絶への思いを受け止め、未来の平和への責任を感じる貴重な機会となりました。
生徒の声
・ | 今回、被爆・被曝についてお話を聞けて、改めて「核兵器」は危険なものだな、と感じました。今回のお話を聞いて、千葉さんが何度も何度も言っていた通り、僕たちが原爆について考えて、現在、たくさんある核兵器を少しでも減らせて行けたらいいなと、思いました。 |
・ | 今日の話を聞くまでは原爆の「一発の重み」を僕はよく分かっていませんでした。しかし、今日話を聞いて、原爆がいかに酷いものか教科書以外でリアルな話を聞くことができました。 |
・ | 私は原爆で被曝した生存者の方々に感謝を伝えなければならないと思う。「生きていることが幸せだ。」と言う千葉さんに、すがすがしい気分を感じた。原爆の大きさや、家族や建物が一瞬で壊れる恐ろしい記憶があっても、生きることの幸せを考え続ければ、平和な世界にしようと考えることができると思った。 |