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2024/07/10
授業レポート
中学2年生のグローバルラボの授業では、ワークショップ『アイヌを通じて先住民族について理解を深めよう』を行いました。ラッコやトナカイ、札幌、稚内などがアイヌ語に由来することを学び、漫画『ゴールデン・カムイ』やドキュメンタリー映像を参考にしながら、アイヌ民族の世界観について理解を深めました。
そして、アイヌが交易を通じて土地や文化を奪われていくプロセスをシミュレーションした、カードゲームに挑戦しました。生徒たちはアイヌ側と和人側に分かれ、カードを使って様々な交易を繰り返しました。取引一つ一つは些細に見えても、500年の歴史の積み重ねによって、アイヌの人々は土地や文化だけでなくアイデンティティや尊厳までも失い、ゲームの回数を重ねるごとに近代化した都市を築く和人の様子が実感できました。
生徒の感想
・ | アイヌ民族についてよく知ることができました。僕は、他の所から来る人間に、自分たちの文化・言語・土地が乗っ取られるということを全く考えたことがありませんでした。乗っ取る側としては少しの罪悪感しかなかったり、ただ土地などの利用目的で支配しようとしただけだったりしたのかもしれないが、アイヌ民族にとっては辛いことだったに違いありません。お互いの文化を尊重することがとても大事だと思いました。 |
・ | 先住民族の文化を奪うことは良くないし、何よりアイヌの人たちが可哀想だと思いました。人からの略奪は何も生まないので、このことを教訓に、二度と同じ過ちを起こしてはいけないと感じました。 |