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2024/06/27

授業レポート

中学2年生「道徳」マダガスカルの貧困に何ができるか

中学2年生を対象に道徳の授業を行い、その一環として本校のOBにワークショップをしていただきました。現在大学で開発経済学を専攻する関西学院大学 栗田ゼミ所属のOB 來女木さんとそのゼミ生をお招きし、貧困に苦しむマダガスカルの現状とその援助についてお話をいただきました。

「私たちに何ができる?」と題したプレゼンテーションでは、自分たちで教科書を作成し、それを現地の子どもたちに直接配布することで、彼らの認知力を向上させるのに大きく貢献できたことが示されました。また、教科書を使った勉強の際には、しおりが学習アイテムとして非常に有用であることも分かったとのことです。

プレゼンテーションの後、しおりを作成するワークショップを行いました。生徒たちは思い思いの絵を2つのしおりに描き、自分たちとマダガスカルの子どもたちが同じしおりを使って勉強するというアイデアに、世界の遠く離れた場所にいる子どもたちとのつながりを実感し、学びの深さと広がりに期待を込めました。

生徒の感想

貧困に対してクラウドファウンディングや募金などと考えがちだが、目的通りに利用されない懸念があることには気が付かなかった。
僕たちが思う「かっこいい」や「かわいい」がしおりの絵から伝わるかわからないけど、たぶん受け入れてくれると思った。
将来大人になった時に、しおりに書いた文字が読めるようになれば、夢があると思った。