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2022/06/09
授業レポート
高校二年生フロントランナーの古典B1では、『枕草子』「中納言参り給ひて」の読解および鑑賞を進めています。6月6日(月)の授業は、本文読解前の導入を行いました。
大枠としては、作者清少納言とその主人中宮定子を取り巻く藤原氏を中心とした政治的背景や、后教育を施す女房の活躍と定子サロンの発展について講義しました。その際、生徒のMetamoji Classroom上に配信したプリント画面を、zoomで画面共有し、書き込みながら講義を行います。生徒は適宜発言をしながら、同様に配信されたプリントに書き込む形で、知識の吸収・整理をしていくという流れです。
続いて、Quizizzを用いて、上記の講義内容の確認と復習を行いました。生徒が個別に、アプリにコードを入力してログインし、こちらが作成した問題に答えていくクイズアプリです。生徒達はクラス内で互いに競争しながら、授業で学んだ知識をその場でスピーディーに消化していきます。普段の授業でも、宿題で出てきた文法事項の復習に用いたり、類題として大学入試問題を織り交ぜたりと、高頻度で活用しています。
最後に、この日の授業終盤では、翌月に控えるベネッセ総合学力テストの過去問解説を進めました。生徒は予習で解いたものを、教師の本文・設問解説と照らし合わせて、実際の模擬試験に活かせるようにしています。こちらもスクリーンに本文を投影し、実際の試験での生徒目線で、どのように読解すればよいかを提示しています。
以後の授業では、『枕草子』執筆の背景、「中納言参り給ひて」の本文読解に入っていく予定です。