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2020/05/30
授業レポート
5月26日(土)の中1アドバンスト・コースの国語2では、「論理エンジンOS1」を指導しました。ただし、文法や論理というものは、機械的になりがちです。そこである程度進んだら、異なる角度から話をします。たとえば「次の文章の主語と述語を指摘しなさい」という問題は、そのままだとそれほどおもしろくはありません。しかし「英語では必ず主語が必要なのに、日本語ではどうして主語を省略できるのでしょうか」と問うと、生徒たちは、興味を持ち始めてくれます。目つきが変わります。対面授業だと、ここからの生徒との駆け引きが面白いのですが、オンラインでは生徒の声が聞こえないので、ちょっとつらいところです。そこでいつも2~3名のマイクをオンにしておくと「あ」とか「そうか」などと発言してくれます。最後に「戦争は言語形態まで変える」という話をすることで、国語を通じて、自分の身近な社会問題まで考えてくれるようになるだろうと想像します。そうやって生徒が楽しんでくれれば、私がいなくても勝手に勉強は進むのではないかと考えています。中学時代に出会った先生で、今でも忘れられないのは「これはなぜこうなるのか」といつも問いかけて、結局、答えを言わない先生の授業でした。でも自然と生徒は魅かれていきました。「生徒が、なぜだろうと考えて調べたくなる授業」を私も目指したいと考えています。
生徒の声
オンライン授業だと先生の顔が見られて安心できます。新しい仲間にまだ会えないのが寂しいけど、オンラインだと見られるので、少しはうれしいです。時々、通信の関係で先生の声が聞こえにくかったりしますが、ノートをきちんととり、宿題を必ず行うよう心がけています。