フロントランナー・コースとアドバンスト・コースの2コースは、中学1年時よりスタートします。フロントランナー・コースは、高校2年以降では、文系と理系にクラスを再編成し、目標の進路に向かって学びます。また、高校1年時までは、コースの変更が可能となっています。どちらのコースも甲南大学への被推薦権を留保して国公立大学などの他大学を受験できる留保受験制度があります。
- ビジネスの国際化、多様な文化との共存が必要とされる21世紀を生き抜くには、科学的なものの見方とともに国際社会を意識した教育が必要とされてきます。このような展望のもと、国際社会の第一線で活躍する人材の育成を第一とし、特に「サイエンス」と「グローバル」に特化し、週38時間というカリキュラムで学びます。また、夏休みなどの長期休暇中にも特別授業を実施します。
フロントランナーに在籍する生徒は、中学校1年生から高校1年生までの間、理系科目にウェイトを置いたカリキュラムで学びます。また、中学2年生から中学3年生にかけて、サイエンス・ラボ、グローバル・ラボというプログラムを履修し、理系の素養を高めるとともに国際理解や異文化共生、コミュニケーション能力を高めていきます。ハイグレードな授業を履修しながら、高校2年生より、国公立大学医歯薬理工系、私立大学医歯薬系、甲南大学理系へと進学するフロントランナー理系と難関国公立大学文系を中心に進学するフロントランナー文系とに分かれ、自ら希望する大学に進学し、国際社会で活躍する人材として完成していきます。
- 多様化する社会を強くしなやかに生きるために、アドバンスト・コースは「グローバル」と「リベラル・アーツ(教養)」をキーワードにキャリア教育に重点を置きます。グローバル人材の育成、健全で良識ある人材の育成、そして逆境に打ち勝つ気概の育成を目的に、生徒は週35時間のカリキュラムで文理のバランスを保ち学びます。このコースでは、海外大学、国公立大学文系、私立大学文系に進学します。
中学校1年生から2年生は教科教育を重視しながら学習習慣と生活習慣の定着を図ります。高校1年生から2年生にかけては、OB企業を訪問し、ビジネスプランを起案する「キャリア・スタディ」が行われます。また、高校3年時には、経済学・心理学などの「特色講座」が設けられています。一方、海外への長期・短期留学を希望する生徒には、中学校3年生時から国際教養プログラム「グローバル・ファウンデーション」(中3・高1)と「グローバル・スタディ」(高2・高3)が設けられています。